机

アナタだけの魅力

大地の木々を見て、人はときに癒やされることがあります。

青々とした緑や、生命力に満ちた幹や枝、麗しい花に人は魅了されます。

生命の偉大さや、その活力に。

 

春に咲く桜の花や、新芽や新緑

夏に咲くひまわりや、華やかな果実

秋に色づく鮮やかな紅葉

冬は春に向けての生命力の蓄え

 

母なる大地にそびえ立つ木々は偉大なのです。

 

木々にはどれ一つとして同じ形は存在しません。

まっすぐ見える幹でさえひとつひとつ、その形は違います。

 

枝を見れば、まっすぐの枝もあれば、上に下に右へ左へと伸びていきます。

時には折れて無くなってしまうものさえあります。

 

全く同じ形の木々など、そもそもひとつも存在しません。

木々によって花の色や形さえ違うのです。

 

そんなそれぞれ違う、木々の形を私たちは見て感銘や感激を受けます。

この花はキレイ、素敵と。

立派な木だと。

木々

でも人間は不思議と

自分たちという生き物を見れば

お互いの人種や性別、年齢それぞれの違う魅力を認めるより、むしろ逆な反応と判断をしがちです。

自分たちとあの人達は違う、と。

 

違う人を敬遠、差別してしまうことさえあります。

集団やコミュニティにいるからこそ、

我々は自分と相手を分けて、自分と同じような思考を持つ人達と生きる傾向にあります。

 

木々は

ひとつひとつの形が違います。花の色も形も、木々の太さも違うのです。

我々人間も

一人ひとりの姿、形は異なります。年齢、性別だけでなく、性格や個性はそれぞれ異なります。

 

しかし、人間は他人と同じように行動しがちです。

みんなと同じような形でいようとします。

集団やコミニュティの中で、人と同じように行動します。

 

人とは違う個性を出さず、同じように振る舞うこと

嫌われたくない、仲間はずれにされたくない行動を取ります。

 

そう

自分という存在を消して他人と同じように行動してしまうのです。

アナタの花を咲かせる

桜と梅の木は絶対的に違います。

花の種類が違うとか、系統が違うとかの以前に

桜はそもそも梅になろうとはしません。

梅は桜になろうともしません。

 

花は、自分の花を咲かせることに意識を向けます。

一方、人間は自分の花を咲かせることに躊躇します。

 

小さい頃から

周りやみんなと同じ仕草や、行動をすることが

学校ではいい生徒であり、

家庭では兄弟の中でいい子であり

社会では適切だと思ってしまうからです。

 

考える人

自分の個性とは何かを幼少期に考える前に

隣の子の〇〇ちゃんも、大人しくしているのだから

アナタもそうしなさい

〇〇さんみたいにアナタもなりなさい

と言われ続けて来たからです。

 

いま、日本では自分のやりたいことが分からない成人が多いと言われます。

 

考えて見ればそうです。

 

幼いときから他人と同じように、人の真似をすることが

いい子として褒められてきたのでは

社会に出た年齢で、いきなり好きなように生きていくなんて無理な話です。

 

梅の木と思って育ってきたのに、花を咲かすときに

自分が始めて桜と気がついても、その咲かせ方が分からないのでは仕方ありません。

 

桜の木に梅の花は咲かないのです。

梅の木に桜の花は決して咲かないのです。

人の真似をするな

人は他人と同じような花を咲かせようとします。

 

たくさんの努力と時間をかけ、時にはお金を掛けて人の真似に労力を費やします。

 

ある人は成功し

多くの人たちが上手く行かない現実を体験します。

 

その違いは

成功者は自分の木が何であり、どんな花が咲かせられるかを知っているからです。

 

自分の果実の咲かせ方、魅力をよく理解しています。

花二水を上げるイラスト

 

反対に

上手くいかない人たちは

他人のやり方を真似します。

 

自分がどんな花を持つ木々か分からず実をつけようとしても上手く咲かないのです。

 

桜の木には梅の花は咲かないということです。

同じように梅の木には桜の花は咲かないということです

 

現代は多くの方が早く結果を得たい傾向にあります。

 

ネット文化の迅速性は回答を素早く伝えます。

 

だから時間をかけず、答えを求めます。

 

桜や梅で言うなら

花や実を求めるということです。

個性とは

木々がひとつずつ姿、形が違うように

私たち、人間もそれぞれの姿、形が異なります。

 

身長や体重、髪の長さ

年齢、性別、多くのことが異なります。

 

大切なことは私たち一人ひとりが

それぞれの存在として異なることが個性で魅力であるということ。

 

他人のように振る舞っていたら

なかなか自分の個性や魅力、やりたいことさえ見えて来ないものです。

 

キレイな花には甘い蜜に誘われて虫たちがやってきます。

虫たちこそ、受粉の媒介となり花が実をつける仲介者になります。

虫たちを引き寄せるのも木々や花の個性と魅力の賜物の成果です。

 

私たち人間も人を魅了するのは、同じように他にはない個性と魅力です。

 

そんな素敵なアナタの独創性であり魅力に引き寄せられた人たちは、

きっとアナタに新しい縁を運ぶ媒介となるはずです。

 

新しい人間関係かもしれないし

新しい仕事のご縁かも知れません。

 

人生の花の咲かせ方は人それぞれです。

アナタらしい生き方とは

人とは違うはずです。

 

何色の人生にするかは、アナタ次第です。

他人と同じように人真似の人生でいいのですか?

 

そろそろ

本当の生き方

始めてみませんか?

 

今こそ、アナタ色の人生を咲かせるときです。

何よりも大切なことは

アナタ自身が

桜なのか、梅なのか

一体どんな花を持っているかを知るということです。

 

それは他人にはないアナタだけの花色だからです。

さぁ、始めていきましょう生き方を変えるということを。