会議

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皆さんは

『今の仕事が、自分に合っていますか?』

例えば、

『毎日の出勤がホントしんどい』

『転職したいけど、今更変えるのも面倒』

『資格も何もないし、この年齢では・・・』

そんな心の声を持っているのかもしれません。

でも、

多くの人は、

『もう少し頑張れば何かが変わるかも』とか、

『みんなだって辛い時期を乗り越えてきたんだ』とか、

『ここで逃げたらどこ行っても同じだ』

なんて自分に言い聞かせて

そうやって自分を納得させながら、『合わない職場』にとどまる人が多いんです。

けれど

皆さんが今感じている“違和感”や“息苦しさ”は、単なるわがままでも、甘えでもないんです。

今回の記事では、

『向いていない、合わない職場』に焦点を当てていきます。

『疲れる』『つらい』と思う『向いていない、合わない職場』を続けるとどうなるのか?

今回は紹介していきます。

ぜひ、

参考にしてみてください。

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『向いていない、合わない職場』を続けることで失われていくもの

海

多くの人が『労働』のために時間と身体を使いますが、そこから得られるものは給与だけではありません。

実はそこには、

『代償』もあるんです。

だって、

1日の多くの貴重な時間を仕事に費やすんです。

本当は

家でゴロゴロしていたいのに、仕事に行かないといけないんです。

本当は

やりたくもないのに、

上司に言われるから、そのとおりにやらないといけないんです。

そこには、

必ず自分の何かを削って、仕事、労働を行っているケースが多いんです。

つまり、

多くの人が自分の本心とは違う仕事につき、やりたくないことをやっている可能性があるんです。

『労働』の対価として、

お金を受取り、働くことの充実さややりがい、生きがいを感じる方もいるはずです。

それは間違いない事実です。

でも、

今や多くの人が

自分には向いていない仕事につき、合わない職場で働き続ける現実もあるんです。

だって、

それこそ、

『肉体労働で大変だけど、給与がイイ』とか、

『本心ではないけど、お客様に商品を売らないと会社から怒られる』

そんなケースもあるからです。

では、

私たちにとって、

『向いていない、合わない職場』とは、何なのでしょうか?

そして、

そんな職場で働き続けると、どんなことが起きてくるのでしょうか?

ここでは、

『向いていない、合わない職場』に居続けることで失われていくものについて、紹介していきます。

心が『だんだん腐る』

足

『向いていない職場、合わない仕事』に従事していると、間違いなく心がだんだん腐ります。

なぜなら、

人はある程度のストレスには耐えられますが、

価値観の違い、職場のノリや独特の会社文化への違和感、理不尽な評価制度、コミュニケーションの空虚さ、

そんなものが続くと、

やがて自分の内側にある“感受性”そのもの機能しなくなってしまうからです。

『えっ、どういうこと?』と思うなら、まだマシです。

むしろ、

それに気づかない方が危険なんです。

そもそも、

仕事、労働につき

最初は小さな不満だったものや疑問が

『まあ、こんなもんだよね』とか、

『何も感じなくなった』とか、

『仕事ってそういうものでしょ』

なんて、なり出したら要注意なんです。

かなりの危険信号なんです。

なぜなら

人は直感や感受性があるので

普通は

『この会社のやり方って、おかしくない?』

『このやり方、こうするともっと早く改善できるよ』

なんて思うはずなんです。

でも、

『うちの会社は、こうだから』とか

『言われたとおりに、やって!』

なんて時は危険信号の前兆なんです。

もはや

自分にとっての仕事の『心地よさ』なんて分からなくなってしまっている証拠だからです。

① だんだん、違和感を感じなくなる

泣く

皆さんが、今現在の職場に何も違和感を感じていなければ

それは、

良くも悪くも『単に職場のやり方に慣れているだけかもしれません』

だって、

もし、職場に不満があるのなら

改善するべき内容や、違和感を感じるはずだからです。

また、

逆に職場や仕事へのモチベーションが高い方なら

同じように直すべき箇所や、やり方の改善点が目につき、違和感を覚えるはずだからです。

だから、

し皆さんが今の職場に何も『違和感を覚えない』のであれば、

それは

よくも悪くも職場のやり方に染まってしまって、

『普通で当たり前』になってしまっているのかもしれないのです。

それは

実は危険信号なんです。

だから、

職場への『違和感』は、実は自分を知る貴重なバロメーターなんです。

② いつしか、気づかないふりをする

かもめ

職場というのは、多様な人材が集まる場所です。

男性も女性も、国籍も年齢も多種多様な人材が集まる環境だからです。

だからこそ、

素質やセンスや、アイデアが数多く存在し、仕事は高いパフォーマンスも発揮されるんです。

ということは、

逆に言えば多様な環境の職場だからこそ、職場というのは軋轢も違和感もあるはずなんです。

皆さんも、

新入社員として初めて入った会社、職場を今一度思い出してください。

転職の人なら、

今まで勤めた会社との違いを感じてみてください。

そこには、

必ず違和感があるはずなんです。

新入社員であるにしろ、

転職者にしろ、

多くの場面では

今までの自分の育った環境との違いに、違和感や不信感などを覚えるはずなんです。

でも、です。

でも、なんです。

最初は、

ごく些細な違和感だったものが、いつしか多くの人は『見て見ないフリ』をして指摘も何もしなくなるんです。

そうやって、

『指摘も改善も言わないほうが、良い社員と見られる』とか、

『ああだ、こうだ言わないほうが嫌われないから』とか

そうやって、

みんな違和感を見ないようにし、

言わないようにして

いつしかそんな存在さえ気づかないことになるんです。

そう、

簡単に言えば、『見て見ぬふり』です。

そんな社員は、ゴロゴロいます。

そんな人ほど、

『うちの会社は、このやり方だから』

なんて言い出し、みんなそんな言葉に染まってしまうんです。

皆さんは

大丈夫ですか?

違和感を覚えていた存在の自分が、違和感さえ感じず、

いつしか

周囲に

『うちの職場は、こういうやり方だから』

なんて言う存在になっていませんか?

③ 『まあ、こんなもんだよね』と言い出す

諦め

人って、

不思議なもので合わない環境に慣れると、

人はその場に適応するために、『感じない』ことを選び始めます。

簡単に言えば、

『合わない職場』なら、自分に合わない違和感や不満、疑問を感じないように目を背けだすんです。

これは一種の自己防衛で、

違和感を感じれば、苦しいし、

理不尽なやり方に怒れば、孤立する。

会社を変えようと望めば、落胆する。

だったら、

最初から『無感覚でいた方が楽だ』

なんて、

心が『学習』してしまうんです。

そして、

やがて口にするようになるんです。

『まあ、うちの会社って、こんなもんでしょ』とか、

『今どき、どこに行っても同じだよ』とか

『それでも給料はもらえるから』

なんて。

あたかも、

一見、大人の意見のようですが

それは間違いで

実際にはそれは心の感度が鈍ってきたことの証です。

『自分の違和感にすら気づけなくなった』状態なんです。

皆さんは、大丈夫ですか?

④ 『本当の喜び』がわからなくなる

泣く

皆さんが

『向いていない、合わない職場』にずっといると、

こんなことが起こるはずです。

それは、

『嫌なこと』にも、『嬉しいこと』にも無感覚になってしまうんです。

例えば、

休日なのに

『好きなことにワクワクしない』

『休日もどこか灰色に感じる』

仕事中も、

『人に褒められてもピンとこない』

『自分が生きている“手応え”が薄い』

そんな感覚になってしまうんです。

こうした現象は、

職場のストレスのせいに見えますが、実際には心のセンサーが腐ってきている危険なサインなんです。

もはや、

嬉しいも、悲しいも分からなくなってしまうのは末期的症状です。

そうならないためにも、

自分の感じる心、感受性は大切に保つようにしなければなりません。

⑤ 腐った心は、『自分の声』を失う

心

『向いていない職場』に居続けると、段々と感覚が麻痺してきます。

それは、

その会社ならではのやり方、方針に順応しているようで、

実は

自分の感覚が鈍くなってきてしまう現象が起きてしまうんです。

そうなってしまうと、

あらゆることに無感覚になり、

長く続くと、人は『本当はどうしたいのか』さえ、分からなくなってしまう怖れがあるんです。

まさに、

自分の望みも、嫌悪も、選びたい道も、すべてが分からなくなってしまうんです。

すると、

『転職活動しようと思っても、どの仕事にも興味が湧かない』

『プライベートの時間すら、ただの消費に感じる』

『人と話しても、どこかで“他人事”のように聞いている』

そうなってしまうんです。

⑥ 自分に『嘘をつくようになる』

悲しい

さらに恐ろしいことは、

無感覚に慣れた心は、やがて『偽の納得』を自分に言い聞かせ始める点です。

例えば、

本当は『自分に向いていない仕事や合っていない職場』だけなのに、

『自分が未熟だから仕方ない』とか、

『向いていないのは、自分の方だ』

『もっと頑張れば、きっと楽になるはず』

なんて、

自分を卑下するような思考になってしまう可能性があるんです。

これは、

自分を守るために起きる思考で、

本来は違和感を抱くべき職場に対して、

『私が悪い』と思い込むことで、心の腐敗はさらに深まり、無感覚が加速してしまうんです。

⑦ 腐った心の終着点『もう、どうでもいい』

線路

こういった状況が数ヶ月、数年と続くと、人は最終的に“ある感情の境地”にたどり着きます。

それが、

『もう、どうでもいい』です。

それこそ、

『何かを変えようとも思わない』

『希望も、絶望も、湧いてこない』

ひょっとすると、

『生きていても死んでいても、大して変わらないような感覚』

さえ、

起きるかもしれません。

こういった感情は、

『うつ症状』や『燃え尽き症候群』に近いですが、そこまで明確に症状が出るとは限らないこともあります。

しかも、

もっと厄介なのは、そういう人物は『一見元気そう』に見えることが多い点です。

毎日の仕事は、

笑顔で、会話も普通にできて、業務もこなせている。

けれど、

内側では『心の炎』がとっくに消えている。

そんな状態になっていることです。

皆さんは、

そんな風になっていませんよね?

『他人軸』が染みついてしまう

パソコン

多くの人が疑問に思われるかもしれません。

そもそも、

自分に合わない仕事、向いていない職場なら、『今すぐ辞めてしまえば良いのに』と。

でも、

実はそこにはとても大きな問題があるんです。

それは、

合わない職場に長く居続ける人は、往々にして『周囲にどう思われるか』を過剰に意識していることがあるんです。

そのため、

自分自身が納得できていない職場環境にいる以上、

『他人からの評価』が自分の行動や決断を縛り付け、会社を辞めるとか職場を離れるという決断を鈍らせてしまうんです。

例えば、

仕事が辛くても『頑張ってるね』と言われると安心してしまう。

辞めたいのに『ここで逃げたら…』という言葉に縛られる。

『他人のキャリアや経歴と比べて自己否定する』

こうして

いつの間にか、自分の人生の決断を『誰かの期待』で判断してしまい、

ついには、

自分の欲望や選択を自分で決められなくなってしまうんです。

① 『他人軸』が染みつく

視線合わない職場に長く身を置き続けると、

次第にその人は『自分の感覚』よりも『他人の目』を基準にして物事を判断するようになります。

だって、

そうですよね?

自分には合わない職場と当初は分かっていながら、それさえ感じなくなるんです。

もはや、

合わない職場のやり方に染まり、その合わない会社のルールや上司の方針に染まっていくんです。

一見、

自分で考えて仕事をしているつもりでも、それは違います。

『合わない職場の他人軸』に沿うように、行動しているだけです。

それは、

自分の存在を消し、他人に染まっている証拠です。

② 『評価されないと、自分が存在していない気がする』

影

合わない職場の場合、

明らかにその場にいると違和感や肌に合わない感覚があるはずです。

でも、

その違和感に気づきながら見ないふりをして、何故働き続ける人たちがいるのでしょうか?

それは、

上司に『よくやってるよ』と言われると安心する。

同僚に『君がいて助かった』と言われると自分を肯定できる。

顧客に感謝されることで、ようやく『ここにいてもいい』と思える。

そうやって、

他人から認められて初めて、自分の存在価値があるように感じてしまう人が多いからなんです。

だからこそ、

もっと他人からの評価、存在意義を感じられるように他人軸のジレンマにハマってしまう人が多いんです。

そんなことが毎日のように続くと、やがて他人の評価がなければ自分を認識さえできない状態になります。

これは、

危険な状態です。

③ 『自分で決めたつもり』が、全部『誰か基準』

りんご

他人軸の怖い所が、

気が付かないうちにそれがあたかも自分の判断のように感じてしまうことさえあることです。

例えば、

転職先を選ぶとき、『世間的にどうか』を最優先にする。

休日の過ごし方さえ、『人に言ったときにどう思われるか』で選ぶ。

夢や目標を語るときも、『誰かに理解されそうな内容』に修正する。

これって、

みんな『他人軸』、

つまり他人からどう思われるか、を意識した行動なんです。

進学を考えるときでも、

就職先を選ぶでも、

結婚相手を選ぶでも

こういった他人からどう見られるかを意識した『他人軸』は、私たちにとって大きな足かせになるんです。

④ 『ここで逃げたら…』という呪縛

逃げる

会社を辞めたいのに、辞めれない人。

そんなときにありがちなのが、

『ここで逃げたら負けだ』とか、『辞めたら甘えだ』という発想が起きることが多いことです。

それこそ、

誰が決めたのかもわからない『常識』に縛ばれ、

本音では辞めたいのに、『周囲にどう見られるか』が怖くて動けなくなっちゃうんです。

皆さんは、

そんな経験はありませんか?

酷くなると、

自分が苦しい理由すら、『自分の忍耐力が足りないから』とすり替えることさえあります。

でも、

そんなことは本当はないんです。

自分が勝手に作り出した『他人からの評価=他人軸』に縛られているから、そうなるだけのことです。

自分で決めたいのに、決めれない。

それこそ、

『周囲の人から、どう思われるんだろう?』なんて、勝手に不安になっているだけに過ぎないんです。

自分を失うと、こういった他人軸が色濃くなることが要注意です。

⑤ 自分の人生なのに『他人の期待のカタログ』になっている

カタログたった一度の人生なのに、やりたいことが分からない人がいます。

それは

何故なんでしょうか?

答えは、簡単な話です。

そういった人は、『他人軸』で生きているからです。

自分の軸、芯がないのです。

だから、

将来やりたいことも分からないし、見えないのです。

そういった人たちは

いつの間にか、人生のあらゆる選択肢が、『他人からの期待』基準になってしまっているのかもしれません。

例えば、

『安定している職種だから』

『親も安心するから』

『世間的に評価されやすいから』

『失敗しても笑われにくそうだから』

そんな口癖を言う人たちが皆さんの周りにいませんか?

そして、必ずこう言うんです。

『やりたいこと? うーん、別に特にないかな……』

でも、

それは『ない』のではないんです。

自分の心の声が聞こえなくなってしまっているだけです。

⑥ なぜ『自分軸』で生きないのか?

ジャンプ

自分にとって、

『向いていない職場、合わない仕事』と感じながら、辞めることができないのは、大きな理由があります。

それは、

人は、必ずしも自分の決断に自信が持てないからです。

『仕事を辞める!』なんて、

普通に考えれば、収入源がなくなり、生活の安定さえなくなることです。

だからこそ、

『合わない職場』であっても、我慢することもあるはずです。

そう簡単に『今日で仕事辞めます』なんて、みんな言えないんです。

つまり、

その判断、決断が正しいかどうか分からないからです。

自分軸とは、

『責任の所在がすべて自分になる』ことです。

それこそ、

『自分で決めた夢だから、失敗したら自分のせい』だし、

自分が選んだ道だから、後悔しても誰のせいにもできない。

『誰の評価も関係ないから、うまくいっても自分しか褒めてくれない』

そんなこともあるんです。

だからこそ、他人軸は“楽”に見える。

なぜなら、

他人の期待に応えていれば、『失敗しても文句を言える相手』がいるからです。

でも、

忘れてはいけないことがあります。

他人の期待に応え続ける人生の先には、『誰も自分の人生に責任を取ってくれない現実』が待っているだけです。

『他の世界』を知らないまま老いていく

おじいちゃん

人間は慣れる生き物です。

どれだけ苦しくても、数年いれば『これが普通』なんてことになってしまうこともあります。

そして恐ろしいのが、

その『普通』が基準になって、他の可能性に目を向けることすらなくなってしまうことです。

それこそ、

『どの仕事行っても同じ』とか、

『自分にはこれしかない』

なんて自分の可能性を閉ざしてしまうんです。

これは、

環境に染まりすぎた人が口にする典型的な言葉です。

でも本当は違うはずなんです。

合う場所もあったし、自分らしく働ける道もあったかもしれない。

でも、

それを知ろうともしないことは、残念なことです。

なぜなら、

人は『慣れた世界を真実』だと思い込んでしまうからです。

① 慣れとは、『自分を騙す力』

起こる

誰だって、

合わない職場での日々は、最初は確かに苦しいはずです。

違和感、不満、不条理、そしてやる気も元気も消耗。

けれど、

その中に数年も身を置けば、人はそれを『普通』として受け入れるようになるのが不思議です。

それこそ、

上司の怒鳴り声を『いつものこと』と流す。

毎日の残業を『業界的に仕方ない』と正当化する。

自己否定の言葉を『社会人として当然』と呟く。

こうして、

自分の『しんどさ』が、常態化し無感覚になっていくんです。

それが、

当たりだし、普通になってしまうんです。

慣れとは、怖いものです。

だから、

自分の感覚を常に大切にしないといけません。

違和感や不満、そういった感情の動きを常に知っておくことが大切です。

② 世界は、広い

オフィス

本来、世界にはいろんな働き方があるはずです。

定時で帰れる職場もあるし、人間関係が穏やかな職場もあるはずです。

意見を自由に言えるメンバーで、働くこと自体が『楽しい』と思える環境もあるはずです。

でも、

それを知っているのは、

自分で居心地の悪い職場を抜け出し、一度外に出たことのある人だけなんです。

合わない職場に長く居過ぎていては、

他の世界を見に行くこともできないし、転職する勇気さえ起きないかもしれません。

そして、

こう言うんです。

『どこ行っても同じでしょ?』

『自分にはこれしかできないから…』

『楽な職場なんて、あるわけない』

と。

③ 他の世界を知らない損失

寝る

時間は、静かに、確実に進んでいきます。

気づけば、30代。

もう少しで40代。

転職も、挑戦も、『現実的に厳しい』と言われる年齢になっていくんです。

そうしてある日、

ふと立ち止まる瞬間があるんです。

『自分は、なんでこの仕事をしているんだっけ?』

『この人生って、誰が決めたんだろう?』

『他の道も、あったんじゃないか?』と。

けれど、

その時すでに“体力”も“勇気”も、かつてほどは残っていないことさえあります。

挑戦には痛みがつきものです。

若い頃なら傷ついても立ち上がれのが、

年齢を重ねると、

人は傷つくこと自体を避けるようにもなります。

『もういい歳だから、リスクは取りたくない』

『このまま定年まで我慢する方が現実的だ』

『自分には、やっぱり無理だろう』

こうして、

自分の人生から決断の『選択肢』を消していくんです。

そして残るのは、

『諦め』『自己正当化』の繰り返しだけなんです。

『時間』という一番大きな損失

時計

私たちにとって、

お金も、仕事のキャリアも大切なものかもしれません。

でも、

人間にとって最も大切で、

しかも取り戻せない貴重なもの、それが『時間』です。

例えば、

1年、3年、5年。

その月日を合わない職場に費やした時間は、決して取り戻せません。

単に時間の浪費だけにとどまらず、

その時間が合わない職場による『自分を押し殺す』時間ならば、なおさらのことです。

① お金やスキルは『取り返しがつく』

株

人生においては、

ほとんどのことが、取り戻しが可能でやり直すこともできます。

だって、

転職すれば収入は戻るし、経験やスキルも再習得もできます。

名刺や肩書が変われば、人間関係もリセットされ、新しいビジネスが始まります。

でも、

時間だけは違うんです。

何が違うかといえば、

まず、

30歳の3年間と、40歳の3年間は、価値が等しくありません。

気力・体力・挑戦欲がある『今』は、決して金では買えないものです。

そして、

『自分に向いていない職場』で働く時間は、自己犠牲を費やしたマイナスの時間でしかありません。

言い換えれば、『合わない職場で悩んでいる1日』は、

人生の残り時間から1日ぶん“未来を削っているようなもの”です。

② 『費やした時間』が、判断を誤らせる

時計

ここで重要なのは、

人間には『サンクコスト効果』という心理が働くことです。

サンクコストとは、

すでに支払ってしまい、今後どう行動しようとも取り返すことの出来ないコストのことです。

つまり、

過去に使った時間や労力を正当化するために、未来まで犠牲にし続けてしまう傾向があるんです。

たとえば、

『3年も頑張ったから、もう少しだけ耐えてみよう』

『今辞めたら、これまでの努力が無駄になる』

『あと半年で昇進だから、そこまでは…』

そんな心理が働くんです。

何だか、

誰にでも当てはまりそうなことですが、

努力の上に絶望が積み重なるだけでは意味がありません。

『向いていない職場、合わない仕事』には、無駄な時間はこれ以上費やさないことです。

③ 『生きた時間』と『死んだ時間』

ビジネス

当たり前ですが、

同じ1年でも、まったく違う価値を持つことがあります。

皆さんも、

経験があるかもしれませんが

『好きな仕事で夢中になれた1年』

『自分の価値観を活かせた1年』

『成長と喜びを感じられた1年』

これは、まさしく『生きた時間』なんです。

でも一方で、

『自分の感情を殺して働き続けた1年』

『周囲に合わせることに疲弊した1年』

『辞めたいのに動けなかった1年』

これは『死んだ時間』なんです。

そして、

特徴的なのが死んだ時間こそ、

あとから『後悔』として、のしかかってくるんです。

今回の総合まとめ

今という時間は、

何歳であっても、『これからの人生で一番若い時』でもあります。

せっかくの人生を『向いていない、合わない職場』に費やすのは、大変もったいないことです。

かといって、

『はい、わかりました。』

『今日で仕事、辞めます』なんて、そう簡単に言えない心情もわかります。

でももし、

この記事を読んで少しでも、

『このままではマズいかも』

『自分の時間をもっと大切にしたい』

『違う未来を見てみたい』

そう思ったのなら、それが皆さんの心の声なんです。

皆さんの人生は、皆さんでしか動かせないのです。

その流れを、どう使うかはあなた次第。

正しき道を歩んでください。

今回も最後まで、お読み頂いてありがとうございました。

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