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皆さん、『日本語』って不思議な力、エネルギーがあることをご存知ですか?
例えば、
ひらがなの『ぬ』を思い出してください。
クルクルと回る、独特の形。
他にも『ね』、『る』、『す』だって、そうです。
どこか、柔らかく流れるようなその形。
そして、
日本語の母音『あいうえお』だって、やっぱり同様です。
不思議とクネクネしてたり、渦を巻いているんです。
でも一方、ローマ字やアルファベットはどうでしょうか?
『A』『B』『C』で始まるローマ字は
例えば、
『A』、『E』、『F』、『L』、『M』『N』、『I』、…そこにあるのは、直線的で一方向の記号が主です。
実はこの違いが今、注目されているんです。
なぜ日本人は諸外国の人と感覚が違うのか?
―――その答えがココにあるんです。
だからこそ、
今や諸外国の方が日本語を学び、その響きに『かわいい』とか、『イヤされる』なんて口にするんです。
それには理由があったんです。
今回の記事では『日本語の文字に秘められた力』について深堀りしていきます。
私たちが普段何気なく毎日使う日本語は、『なぜ人を魅了するのか?』ぜひ知ってみてください。
そして、日本語の大切さを感じてみてください。
① 日本語の『オノマトペ』とは、何なのか?
② 日本語『あいうえお』に宿るエネルギーとは何なのか?
③ ローマ字では、言葉のエネルギーが違う理由
④ 『ひらがな』と『カタカナ』では、エネルギーがなぜ違うのか?
目次
日本語の謎!『オノマトペ』の渦に隠された日本語のエネルギーとは!?
日本語、
とりわけ『ひらがな』は 渦のように回転し、螺旋でできていることが特徴です。
普段は気づきませんが、
『あ』という音は、口を大きく開き、外界へ放射する渦のはじまりの音だと分かるはずです。
皆さんも声を今一度出してみてください。
『あ~』と。
きっと、音が渦巻いているはずです。
『お』という言葉は、深く沈み、内側へと収束していく渦の終わりの音でもあります。
それぞれの向きは違えども、
そこには『渦』巻いている何やらエネルギーみたいなものを感じるかもしれません。
そもそも、
日本語の『あいうえお』50音は、
ウネリとヒネリのある文字体系で出来ていることに気づくはずです。
でも、
同じ日本語でも『カタカナ』は、どうでしょうか?
『ひらがな』に比べ、少しカクカクした文字になります。
『ア』、『イ』、『ウ』、『エ』、『オ』と。
ウネリは無くなり、渦巻きはなくなります。
では、漢字では、どうでしょうか?
漢字はもともと中国から輸入された文字ですが、
画数が多いし、やはり『ひらがな』の渦のような特徴は見られません。
同じ『あ』の音でも、漢字の『亜』、『阿』では、丸みはありません。
漢字の『口』なんて文字は、ずっとぐるぐる回った字です。
漢字の『回』なんて漢字は、
ずっとぐるぐるして一生そこから抜け出せない形をしています。
対してローマ字は、直線的です。
『E』でも、『I』でもおなじ向きに文字が進んでいきます。
つまり、
進むしかない、戻れないエネルギーで、
渦ではなく、線路のような一直線の流れがローマ字にはあるんです。
この違いは、単なる発音や文字の形だけではありません。
ココでとても大切なことが潜んでいるんです。
それは、
渦の言語である日本語は、
自然と共鳴し、人の心に循環を与える『和』の形状をしていること。
でも、
直線の言語であるローマ字は、効率や合理性を推し進める代わりに、循環を失なうことです。
だからこそ、
実は私たちが日々使っている言葉が『渦』で出来ているのか、『直線』で出来ているのか
――その違いが、気づかぬうちに私たちの思考の形、人生の流れを決めているのです。
なぜなら、この宇宙は思考が現実化し、言葉が実現するからです。
私たち日本人は、なぜ神社で願い事を文字にするのでしょうか?
なぜ、書かないといけないのでしょうか?
それは簡単な理由です。
文字そのものに力、エネルギーがあるからです。
だから自分の努力や意志も大切ですが、もっと重要なことは、どの文字で書くかなんです。
文字は、
それ自体でエネルギーを発信しているんです。
母音『あいうえお』が並ぶだけでも、
まるで水の流れや風のうねりのように、円環するリズム音が生まれる。
だから、日本語は『丸く収まる』、とか『こ゚縁』とか調和のエネルギーを発していたんです。
日本人があまり自分の意志を言わない、とか欧米人は自分の意志を伝える、なんてことは文字を見ればわかるんです。
だって、
ローマ字表記を使う欧米人は
『L』でも、『A』でも、『V』でも、直線的なエネルギーですから。
反対に『渦』の螺旋文字である日本語、
とくに『ひらがな』を使う日本人は周囲を大切に調和を重んじる傾向があるんです。
直線的な文字は、
自分の意志を伝えることに長けているのに対し、
螺旋文字は、周囲をどんどん巻き込んで『円』が拡大していく。
日本が個人より、『調和』を重んじるのも納得できるはずです。
文字が丸みを帯び、『螺旋文字』なのですから。
私たち日本人がなぜ、いつも『和』を重んじるのか?
その答えは、『日本語の謎、文字に秘められた力』、『文字のエネルギーの違い』だったんです。
日本語は自然を写す鏡 ― オノマトペの秘密
実は、私たちが日常的に使っている日本語の多くは、自然の現象や人間の感覚をそのまま写し取った言葉で成り立っていることをご存知でしょうか?
例えば、雨の音を表す言葉を思い出してみてください。
『ザーザー』…激しく降る雨
『しとしと』…静かに降る雨
同じ雨の様子でも、音や雰囲気の違いをまるで耳で感じるように表現しています。
こうした日本語独特の表現は、海外の言語にはほとんど見られないんです。
そう、それが日本語の不思議『オノマトペ』なんです。
『なんのこっちゃ?』、『オノ...マ...?』、『なにそれ?』ですよね?
でも、何てことはないんです。
『オノマトペ』なんて、日本人なら普通にある感覚なんです。
つまり、自然の音を表現する言葉や心の感情を表現する擬音語、擬態語のことです。
『ドカ~ん』でも、『ゴロゴロゴロ~』でも、そうです。
漫画によく出てくる擬態語なんてのも、そうです。
日本語は自然現象の雷の音『ゴロゴロゴロ~』でも、雨の音『ザー』でも、強風の『ピュ~』でも、人間の心の『ドキドキする』でも、『ざわざわする』でも表現できる言語なんです。
そういった繊細な擬音語、擬態語を総称して『オノマトペ』というんです。
でも大切なことは、実はこの文字それぞれに、異なる渦のエネルギーが存在するということなんです。
『ひらがなの渦』エネルギーとは、どんなものなのか?
『ザーザー』のザ…力強く流れる雨の渦を思わせる音。
『しとしと』のし…静かに内に閉じる雨の渦を思わせる音。
この言葉の一つ一つには、明確な違いがあります。
それは文字の形が持つ『渦の向きや質感』です。
例えば、豪雨をイメージしたとき
ひらがな『ざーざー』とカタカナの『ザーザー』なら、皆さんはどちらがしっくり来ますか?
おそらく、いや間違いなく豪雨なら『ザーザー』ですよね?
豪雨を表現するのに、『ざーざー』の雨では何故かしっくり来ないはずです。
なぜだか分りますか?
その理由はひらがなは元々、曲線で構成される渦文字 で、『ざ』のひらがなは、線が自然にうねるように回転し、柔らかく渦巻くエネルギーだからです。
長音の『ー』だって、一定方向のエネルギーですが、『ざーざー』では表現としてエネルギーが丸く、弱い感じになってしまうんです。
カタカナ『ザーザー』の渦エネルギーとは?
一方、日本語のカタカナは、直線的で角ばった形の文字が多いことが大きな特徴です。
例えば『ザ』という文字を見てみてください。
線はまっすぐで角が多く、文字自体が力強い感じです。
でもその反面、その直線的な形ゆえに、渦のような柔らかい感覚は弱くなります。
文字が巻き込むような広がりよりも、一方向に突き進む印象を受けるんです。
しかも、長音符『ー』は、まっすぐに伸びる線です。
これが音の広がりに直線的な性質を与え、流れが固定されている印象を強めます。
だから、豪雨のイメージは『ざーざー』より、『ザーザー』の表記のほうが印象が強くてしっくり来るはずなんです。
同じ音の『ザーザー』でも、『ざーざー』でも、それぞれ音を表現しても、文字の形が直線的なカタカナでは、力強く一方向に流れるエネルギーとして感じられるんです。
つまり、同じ音でも文字の種類によって渦の性質が変わるのです。
日本語の擬態語『オノマトペ』を書くときにひらがなを用いると、自然や感情の微細な動き、耳に聞こえるリズムや心に届く柔らかな振動を、文字そのもので表現できるのです。
日本語のひらがなは、曲線で構成され、まさに渦巻くように文字自体がエネルギーを循環させています。
だからこそ、この文字の形と音の相互作用によって、私たちは自然や感情の微妙な違いを、まるで肌で感じるかのように、言葉として表現できるのです。
この世は『渦』で出来ている!?
私たちの世界は、あらゆるものが『渦』のリズムで成り立っています。
例えば、川の流れや風の渦だけでなく、木の葉の巻き方や植物の成長、さらには銀河の形まで自然界のすべてに螺旋や回転が宿っています。
花びらは、キレイな渦状の螺旋を描きます。
台風だって渦だし、地球だって自転の渦を巻いています。
私たちの指の指紋でも、つむじでも、耳の渦でもそうです。
人体の中でも、血液やリンパ液の流れは渦を描き、細胞の中ではミトコンドリアがエネルギーを生み出す際に螺旋運動をしています。
DNAもまた二重螺旋構造で、まさに生命の設計図そのものが『渦』で出来ているんです。
不思議じゃないですか?
宇宙のスケールに目を向ければ、銀河は巨大な渦を描き、惑星はその軌道を回転しながら進んでいます。
微小な遺伝子の世界から壮大な銀河まで、すべてが回転と渦のパターンで秩序を保っているのです。
そして、驚くことに日本語の『ひらがな』にも『渦のエネルギー』、この自然界の渦と同じ原理があるのです。
まさに日本語の文字や音に宿る循環のリズムは、私たちの心や体、そして宇宙そのものと共鳴しているのです。
日本語はかつて『渦の文字』だった?神代文字とひらがなの秘密
実は、ひらがなの源流は単なる文字ではなく、古代の神代文字とも言われています。
神代文字は、
古代日本の神話の時代(紀元前~3世紀ごろとされる伝承時代)に使われたとされる文字です。
特徴的なのは、曲線や螺旋、渦巻きの形を持つことです。
神代文字とは、古代日本の神話の時代、まだ歴史として記録される前の時代に使われていたとされる文字のことです。
現存する文献や遺物は少ないものの、口伝や後世の研究からその存在が知られていますが、特徴的なのは、その形です。
神代文字には、
曲線や螺旋、渦巻きのような形状が多く、文字そのものがまるで自然の流れや生命のリズムを写し取ったかのようなものが多いことです。
それこそ、ひとつひとつの文字が中心から外へ広がる渦を描いており、まさに宇宙や自然のエネルギーの動きをしていることが特徴なんです。
まさに、文字そのものが、自然界の渦のパターンやエネルギーを映し出しているのです。
日本語の『ひらがな』は、どこからやってきたのか?
日本の『ひらがな』は平安時代の初期、9世紀ごろに発展したとされています。
そもそも、当時の女性たちが漢字の草書体を崩して書きやすくしたことが『ひらがな』の始まりとされています。
単に書きやすさだけでなく、文字の柔らかな曲線やうねり、渦が特徴的です。
今でこそ、
ひらがなの『ゑ』とか、『ゐ』は使わなくなりましたが、
やはり、『ぬ』や『ね』、『る』といった文字と同じように、中央から外に向かって渦を描くような形があり、文字そのものがエネルギー循環の流れを表しています。
日本語『カタカナ』の成立の謎
一方、カタカナはひらがなとは異なります。
平安時代から鎌倉時代にかけて成立したカタカナは、中国から入ってきた漢字の偏(へん)や旁(つくり)を簡略化して作られた、といいます。
そのため、角張った直線的な形が多く、渦巻きや曲線の性質はほとんどないんです。
そりゃそうですよね?
漢字は、もともと曲線や渦の形を取っていないんです。
それを簡略化したカタカナが、丸みを帯びるはずがありません。
だから、『ア』、『イ』、『ウ』、『エ』、『オ』といった文字を見ても、その直線は一方向に進むエネルギーで、柔らかな渦の形はほとんどないんです。
カタカナは情報伝達や中国から来た漢字の表記に特化した文字体であり、その直線的な形は、効率性や正確性を重じた文化的背景とも一致するんです。
文字の形が 、『 征服』か『共生』かを決める!?
ローマ字が作り出す世界観で、世界は動いてきた
歴史的に見た場合、直線的なエネルギーであるローマ字を多様する西洋では、大航海、植民地、産業革命を生みました。
それこそ、『V』、『H』とか直線的な文字が表すように、自然や他民族を一直線に『征服』する力には、長けていたわけです。
勝利を意味するVICTORYの『V』も、直線的な文字であることが物語っています。
一方、日本語の『渦』の螺旋言語では、自然と循環しながら『共生』する感性を育ててきました。
もちろん、どちらが優劣でもありません。
偉いかどうかの違いでもありません。
でも、この世の特性は台風でも、稲の生育でも、人の営みでも、渦のようにめぐるんです。
だからこそ――直線的な言語で生きると、人は競争に追われ『止まれない』。
文字の性質上、文字のエネルギー性質上、『勝ち負け』とか、『上下『』とか、『進歩か停滞か』に縛られてしまう。
だって、『I』とか、『N』とか文字のエネルギーが一定方向しかないから。
でも、日本語の渦は、人は循環の中で『帰れる場所』を見出せるのです。
それが『めぐり』『めぐみ』『めぐり合わせ』の中で、お互いを生かし合う関係を育むのです。
日本人はなぜ、あまり怒らないのか?
世界的に見て、日本人はあまり自分の意見を言わないし、怒らないと言われます。
でもそれは、日本人なら感覚として、あらゆるものの循環の大切さを知っているからではないでしょうか?
例えば、自然は、あらゆる恵みを私たちに与えてくれます。
豊かな恵みは、すべて循環から巡ってくるのです。
『水』も、『食料』も、『お金』も、もちろん『人間関係』だって。
だから、誰かから奪うものではないんです。
ましては、他人からぶんどるものでもないんです。
それは、直線的なエネルギーです。
たとえ、怒りや不安も、押し流そうとせずに螺旋の渦に沈めれば、やがて静けさの中心が現れる。
そう、そこに『和』が宿るわけです。
『アリガトウ』とカタカナで書くのと、漢字の『有難う』、そしてひらがなの『ありがとう』では、エネルギーが違うのです。
私たち日本人なら、大切なひとに『アリガトウ』とは書かないはずです。
漢字の『有難う』では、堅苦しい。
だって、文字そのものがカクカクしているんだもん。
だから、『ありがとう』と書くわけです。
ひらがなで。
どこか丸みを帯びた日本語の『ひらがな』が、優しさや愛情を感じられるのは、そのためです。
『ありがとう』の響きも、投げかけた波が相手から返ってくる渦のような作用。
それを私たちは、なぜか知っているんです。
だから、日本人はあれやこれや言いたいことを言って、怒っている暇はないのです。
日本語の文字が私たちを変える理由
現代のSNSでは、ひとつの言葉が発せられると、すぐさま『いいね』の称賛か、『炎上』の批判か二つに切り分けられます。
言葉はエネルギーなんです。
たとえ、どんな文字であろうとも。
だから、批判と非難は、新たな批判、非難を生み出すのです。
そして、『いいね』は、波紋のようにさらに外側に広がっていくわけです。
どんな文字でも、直線的なエネルギーや螺旋的なエネルギーが宿っているのです。
特に、直線と角の組み合わせで構成された文字は、音も細かく分解され、単なる『情報』として扱われやすいんです。
反対に、丸みを帯びた螺旋の文字は、波紋のように拡大して広まっていきやすいんです。
私たちが使う言葉は重要だということなんです。
企業名のローマ字化が意味するもの
かつての日本企業は『松下電器』、『日立製作所』、、『三菱重工』など、日本語の名前を掲げていました。
しかし現代はそうではありません。
『Rakuten』、『SoftBank』、『LINE』、『Mercari』、『Sansan』。ローマ字の企業名ばかりです。
ローマ字表記にすると、世界市場に分かりやすくなるというメリットがありますが、同時に、言葉のエネルギー的に見れば渦のエネルギー、すなわち 『共鳴しながら育っていくエネルギー』 は無くなりつつあるのかもしれません。
だって、直線的な文字表記だから、エネルギーが一定方向にしか向いていないのです。
その結果、会社名が『ブランド』として世界に突き刺さる一方で、社員や利用者、『和を生み出すような力』は、間違いなく少なくなっているんです。
だからこそ、現代の組織や社会には分断や孤独感が増しているのではないでしょうか。
みんな利潤や効率、勝ち負けにこだわる性分になってしまったのも頷けるはずです。
もはや、文字が直線表記ばかりなのですから。
文字の形は、とにもかくにもエネルギーの方向を表すのです。
後は私たちが、それをどう使うかにかかっているのです。
今回も最後までお読みいただいて、誠にありがとうございました。
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